先日は愛媛県の道後温泉で占いをしてきました。
大変大勢のお客様を鑑定させていただくことができ、感謝しております。
この場を借りて、ご宿泊のお客様、旅館スタッフの皆様にお礼申し上げます。
さて今回の会場の湯快リゾート・道後彩朝楽から歩いてすぐのところに宝厳寺という一遍上人ゆかりのお寺があります。
さっそく貴takaもお参りに行きました。
規模の大小に関わらず、お堂の前にはよく一対(二本)の樹木が植えられていますが、この御神木を見るのが楽しみの一つなのです。

上の写真で見ると、奥の建物(本堂)の左手(手前)にシンプルに立っている木と、右手(奥)の灯篭を従えた木があります。
左手の木の周りには何もありませんが、下の写真のように、右手の木は色づく木まであって、賑やかです。

これは、右手の木は「始まり・命・生命力・繁栄」を表し、左手の木は「終わり・死・死滅・終息」を表しているのです。
狛犬や仁王像が、片方が口を開け片方が口を閉じている阿形・吽形と同じです。
人の命には限りがある、だからこそ一日一日を大切に生きなければならないと感じずにはおれませんね。
さてこの一対の御神木ですが、この宝厳寺は灯篭などの小道具を用いて左右を明確に対照させています。
しかし地味目な寺社では、ただ単に木が植わっているだけのことも多いです。
それでも何故か、どこの御神木も右手の木は枝葉がしっかり伸びており、左手の木は今にも枯れんばかりの貧弱な姿をしていることが多いです。
それは何故なのでしょうか?
ここにも風水が関係しています。
風水でいうところの「気」は左から右へ、つまり時計と反対周りで流れていきます。
わざと左手の御神木を枯らしているのではなく、左手の木から出た「気」が右手の木に集まるので、右手の木が茂るのです。
もし皆様も寺社に参拝なさるときには、ちょっと一対の樹木に注目してみて下さい。
さてさてこの宝厳寺ですが平成25年に火災で本堂が焼失し、現在は新しく再建されています。
新築ですから本堂の天井や柱はまだきれいな白木で、とてもみずみずしい雰囲気が漂っています。
皆様も道後温泉に行かれましたら、ぜひ宝厳寺にお参りしてみて下さい。