「アリの熊野詣」で有名な、和歌山県に有名な3つのお社があります。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を総称して「熊野三山」と呼ばれています。
10年ほど前に熊野速玉大社と熊野那智大社を詣でたことがあり、先日3つ目の熊野本宮大社を詣でる機会を得ました。
熊野本宮大社は1889年の水害でお社が流されて以来、元の場所から高台に移設されたそうです。
で、元の場所は「大斎原・おおゆのはら」といって熊野川の中州にあり、高さ34メートルの大きな鳥居が立っています。
ここはパワースポットであり、お社のある本宮大社よりもこちらの方が静謐で張りつめた空気が流れていました。
さて、熊野本宮大社の近くには歌舞伎の小栗判官ゆかりの蘇りの湯、湯の峰温泉があります。
盗賊に毒殺された小栗判官が温泉の効用と熊野権現の霊験により蘇ったという伝説の温泉で、世界遺産にもなっています。
貴takaも蘇りにあやかって浸かってきました。
蘇るって、一体どう蘇るというのだろうと思案して過ごしておりましたが、大斎原で得心致しました。
↓ コレです!
古い切り株に苔が生え、新しい枝が伸びています。
なるほど、古きを糧にして新たに芽吹くことで蘇りになるのか、そういうことなのかッ!
衆生の道を教えられました。
いや恐るべし熊野権現様。
大変貴重な時間を過ごさせて頂き、感謝しております。