京都の美術館に絵を見に行ってきました。
シュルレアリズムの巨匠マグリット展と、ルーブル美術館展です。
マグリットの絵は中学の美術の教科書で見て以来、その不思議な世界観が魅力的だったので、さっそく実物を見に行くことにしました。
個人的な感想を述べれば、同じシュルレアリズムなら貴takaとしてはサルバトール・ダリのほうが好きです。ダリのほうが狂気にも似た気迫が感じられます。
おっと、せっかくマグリットを見に行ったのに、マグリットのことを語らねば意味がありませんね。
展示物の中に、「占い」というタイトルの絵がありました。
コンクリートとレンガの建物の端から地平線のかなたを描いたものです。
地平線以外には、でんと鼻(鼻だけ!)が大きく描かれています。
そして地平線の手前に一本の木・・・・・。
「占い」は英語ではFortune-telling(=運命を話す)、フランス語では(マグリットはベルギー出身)Bonne aventure(=良い冒険)。
絵に描かれているのは、現在ではなく未来であることは間違いないのでしょう。
未来は決して予定通りであったり、想像しつくせるものではないというメッセージなのかもしれませんね。
そもそもこの絵からテーマを見出すこと自体がトンチンカンなのかもしれませんが。
そして、ルーブル美術館展のほうでも、2点ばかり占い師を描いたものがありました。
有色人種(ロマ族?)の女性占い師が貴族の女性の手を取ってナニやら語っており、その脇で狡猾そうな老女が貴族女性の財布を盗もうとしています。
この絵では占い師は手品師や見世物師と同じ類のエンターティメントとしてカテゴライズされているようです。
マグリット展でも、ルーブル展でも古今東西、占いは人の世の中にしっかりを根を下ろしていることだけはハッキリしています。
老いも若きも、富める者も貧しき者も、みな明日が今日よりも幸せになるように願っているんです。
なんてことを考えながら、帰りに近くのカフェで和スイーツを堪能してきた一日でした。
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