さて先日は節分でしたが、皆さまどのように過ごされましたでしょうか。
東洋系の占いの世界では、節分の日から新しい1年を迎えると考えます。
「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆を撒き、鬼を追い払い福の神を招く子どもたちの様子は、毎年恒例のTVのニュースです。
貴takaはニュースを見ていて、ちょっとモヤモヤしたのです!
通常オニは子どもたちを怖がらせる役割なのですが、そこに映っていたのは妙にフレンドリーなオニたちだったのです。
子どもたちに怖がられないように、おどけた仕草をするオニ、プレゼントを渡すオニ、登場するなり逃げ惑うオニ。
幼児に恐怖心を与えてギャン泣きさせるのは、トラウマ体験につながるかもしれません。
でも、古来ずっと続いてきた風習というのはそこに何らかの必要性があるはずです。
怖いオニを親が退治する、怖いオニから親が守ってくれる体験は、親のありがたみを実感できて教育的だという見方があります。
しかしそれは近年になってからの価値感でしょう。
かつては全国津々浦々で人さらい、子どもの誘拐はざらにあったそうです。
世の中には怖い人がいるんだよということを、自衛のために節分のオニを使って子どもたちに危機意識を植え付ける目的があったのではないでしょうか。
子どものトラウマより、子どもが事故や事件に巻き込まれないことの方がずっと重要だったのはいうまでもありません。
悪い人の中には、表面上優しく近づいてくる人もいます。
だからこそ!
節分のオニがフレンドリーになってはいけないのです!
ニュースでは案の定、早々に降参したオニの前で小学校低学年の女の子が「オニなんか怖くないよ」と得意げにインタビューに答えていました。
将来この女の子は彼我の力量(知力、腕力、気力、情報力など)を測らず、単なる過信により「自分は負けるはずがない」と思ってしまうかもしれない…。
ダメだよ!無責任な成功体験を植え付けちゃ‼
危険を感じたらまず逃げるのが正解なんだから。
年間でかなりの人数の子どもたちが行方不明になっています。
近年では人身売買も増えているようです。
売られた先で元気で暮らせるならまだ救われますが、おぞましい結末も考えられます。
大人も子どもも、ちゃんと危機意識を持ってサバイバル能力を高めましょう。