世間では新型コロナウィルスが席巻中ですが、それでも日は過ぎる。
やはり春は進学、就職、転勤のシーズンです。
一年で一番風水が活用される時期でもあります。
さて先日は集合住宅の図面鑑定のご依頼でした。
依頼人が持参された間取り図にはちゃんと北を示す方角がついています。
方角が入っていない間取り図も結構あるのです。
風水鑑定は通常太極(家の中心点)を割り出して、八方位に分割してからの判断となります。
しかし、皆さん!
いきなりそれをやってはいけません。
間取り図を受け取ったら、まず最初にすることはPCを立ち上げることです。
なぜならば、該当物件をグーグルマップで見る必要があるのですよ。
写真と地図と、ストーリートビューを何度も拡大・縮小しながら物件の周辺環境を見るのです。
土地や道路の形状はもちろん、高圧電線の鉄塔や墓地、沼地など、物件に凶作用を及ぼすようなものが周囲に存在していないかを確認するのです。
本当は実際に現地に行ってその土地の持つ「気」を見るのが一番良いのですが、図面鑑定の場合は致し方ありません。
さて周辺環境のチェックが終わったので、間取り図の鑑定に入ります。
太極(家の中心点)を出して、八方位に分割して…
おや?
何かヘン…
受け取った間取り図と、グーグルマップを見比べてみます。
あっ、間取り図上の方角が正しくない‼
間取り図では玄関は真東に描かれていますが、グーグルマップでは微妙に北寄りにずれています。
今度はインターネットで他の不動産屋さんが扱う同じ物件の広告をチェックします。
複数の広告を見比べたら、グーグルマップと同じ方角を指している物件広告がヒットしました。
グーグルマップと物件広告の方位を分度器で測って、受け取った間取り図に合わせます。
これでやっと八方位に分割することができました。
ちなみに不動産屋さんの間取り図の方位が正確でないことは、よくあることです。
というより、正確ではないです!
生活する分には「南向き」「東向き」などが分かりさえすれば支障がありませんから。
だからこそ風水鑑定の前にはグーグルマップで周辺環境を見ておくことが重要なのです。
それにしても現地に行かずとも方角が分かるなんて、なんて便利な時代になったことでしょう。
間取り図があっても正確な方角は分からなくても大丈夫です。
住所がわかればネット環境を駆使して風水鑑定と開運のアドバイスができます!